ロシア帝国の小説家レフ・トルストイが1865年から1869 年に発表した登場人物500人以上になる群像小説『戦争と平和』。
19世紀前半、ナポレオンのロシア遠征とその失敗やアウステルリッツの戦いなどの歴史的背景に1805年から1813 年にかけてあるロシア貴族の一族の興亡をピエール・ベズーホフとナターシャの恋と新しい時代への目覚めを点描しながら綴られている。
主人公ピエール・ベズーホフは著者の分身と見られており、没落していくロシア貴族から大地の上で強く生きるロシア農民の生き様への傾倒へと続く遍歴は、著者トルストイの心の動きの反映だと言われている。